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日本海東北自動車道 中条IC 天地人シリーズ第3弾/山形県米沢市・後編

09年01月29日ONAIR

 天地人を巡る旅も今回最終回。(また新たなネタあったらやっちゃうかもですけど・・・。)米沢遠征の2週目であります。新潟も今年は天地人で沸いておりますが、ここ山形も大変なフィーバーぶりであります。新たに作られた観光看板はあちこちにあるし、道端のジュースの販売機だって天地人だもの。新潟も負けてらんないね。

 上杉家といえば、武家の名門中の名門。兼続公の時代も様々な武将と交流がありました。真田幸村やカブキモノ前田慶次も上杉家に縁のある武将です。当然米沢には、そんな武将たちのお宝も数多く残されております。明治以降、そのお宝の流失を防ぐべく、たった一人の民間人が集めたコレクションがあるってんで行って参りましたよ。その名も「宮坂考古館」です。

 コレクションを集めた宮坂さん、おそらくは裕福な方だったんでしょうね。展示室が昔の蔵を改造したような造り。こんだけの蔵を所有しているって時点で、余程の富豪であったとお見受けいたします。こちらには、上杉景勝公、直江兼続公の甲冑をはじめ、なんと前田慶次の甲冑まで展示してあるのです!すごいぞ宮坂さん!!天下のカブキモノ前田慶次といえば、奇抜な衣装も音に聞くところですので、甲冑の方も期待できそう。

 展示室の中に入りますと、いきなりビックリ!甲冑がズラリ車座に展示されています。合戦前の陣屋で行われる軍議を見る機会があったとしたら、おそらくこんな感じなんではなかろうか。御大将の周りを名だたる武将が取り囲む。見る人の位置が、ちょうど大将の視線なんですわ。

「俺は謙信か????」

という錯覚が、背筋首筋のサブイボを誘います。

 その中でも、やっぱり異光を放っていたのが前田慶次の甲冑です。かぶいてますわ〜。まず、上杉家臣団の兜には、前立ての派手なものが多いのですが、前立てがない!それどころか兜の形がそもそも違う。どっちかって〜と、ヨーロッパの騎士風のとんがりスタイル。肩を防御する部分は、一面のウロコ模様。全体の色も赤っぽい朱色。加えて慶次の槍は朱色の特別製。この異形の甲冑は、さぞ戦場でも目立ったことでしょう。

 そんなカブキモノ慶次に「景勝公以外に、主君は無し」と言わしめた景勝公。そして慶次の親友であったとも言われる兼続公。その人間力とでも云うべき物の一端が垣間見えたような気がします・・・。

 見学が終わって、車に乗り込もうとしていたら、いきなり目の前にタクシーが・・・。
「なんだよ、あぶね〜な〜。」

なんて思っていたら、運転手さんがいきなり話しかけてきました。

「どうだったね?」

「???」

 よく話を聞いてみたらこの方、ここの館長さんなんだって!考古館の営業だけじゃ苦しいんで、タクシーのドライバーもしてるんだそうな。明治の富豪も兼業か〜〜。大丈夫です館長!今年は天地人バブルで大もうけっすよ!!

 いよいよ旅の終着地、兼続公がねむる「林泉寺」に到着です。ここは上杉家の家臣や奥方のお墓がある、由緒正しいお寺さんなのです。お寺の本堂にも入れるのですが、今回はお墓参りメインってことで遠慮しておきました。

 兼続公のお墓参りをする前に、墓地をぐるっと一回りしてみましたが、ドラマの登場人物のお墓も結構ありましたよ。有名どころでいえば、景勝公の母君「仙洞院」さまとか、上杉家臣団の有力者のお墓です。今でもお花が絶えないといいますから、地元の方に愛されるお人柄だったんでしょうね・・・。

さて、兼続公のお墓ですが、墓地の最深部にひときわ大きな区画がきられていました。それもそのはず、お墓が二つある。一つは当然、兼続公の墓。そしてもう一つは、奥方である「お船の方」のお墓だったのです。この時代にこういう形式は珍しく、よっぽど奥様を愛していたのだな〜という事が偲ばれます。さすがに愛の武将。夫婦愛も尋常ならざるものがあったようであります。

しかしながらこの半年間、駆け足ではありますが直江兼続公の人生を追いかけて来た訳です。今お墓の前に立ってみると、なんだかゾクっとするのであります。感動とか達成感とかではない、寒気?怖気?なんか言葉に出来ない震えが全身をおそいます。でも決して怖いって感覚じゃなくて、清々しいような・・・。思い入れや、ドラマのイメージの影響だけじゃない、不思議な感情になってしまいました。

お墓に手を合わせ、ホント素直に

「ごめんなさい・・・俺がんばります。」

ってお祈りしちゃったもん。もっと他にお祈りすることあったんだろうにね。

それにしても400年も前の先人が、いまだにこうやって現代人に元気を発信してるってのは凄い!!天地人を巡る旅・最終回は、そんな感動と感謝を、いたずら中年BOY達の胸中に残し、実に爽やかに米沢の空を舞い上がるのでした。

PS.せっかくなんで、帰りに米沢牛のステーキ食ってきたっす。感想は・・・・・・・・・内緒です。

1/29放送分の合い言葉は…「680円」

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宮坂考古館外観。 宮坂考古館外観・第二展示室。
これがカブキモノ前田慶次の鎧だ。 上杉家うかりの人物が眠る「林泉寺」
兼続公、やすらかに・・・。 余談ですが、天地人販売機っす。
米沢名物・米沢牛のサーロインステーキです。 我ながら嬉しそうだね。