今週は、地味に人気の「朝市シリーズ」っす!関川村で、毎月1と6のつく日に開催されている「下関(しもせき)露天市」にお邪魔します。関川の役場から徒歩5分。やってる場所はすぐに見つかると思うんだけど・・・露店が少ない!!
事前情報では、30件ほどの露店が立ち並ぶって書いてあったんだけど、この日は10店ほど・・・。
「う~ん、ここ全部回っても尺埋まるかな・・・?」
とまぁ、もろもろの事情をかんがみ、今回は朝市ロケを断念し、関川村ブラリ旅を敢行してみようって算段になりました!
また、関川村役場付近の風景がいい感じなのよ!昔ながらの建物が立ち並ぶ中、小さな堀が流れてたりしてさ、江戸時代と昭和30年代が混在したような不思議な光景なのですよ。
立派な茅葺き屋根のお宅は佐藤邸。現在佐藤さんがお住まいになっているのかは不明でしたが、なにかの文化財になっているらしく、しっかりと手入れされておりました。
そのお隣が、映画「蔵」のロケ地としても知られる渡邊邸。しかし!塀の周りにシートが張られていて「平成の大修理」とか書かれてる。
「なんだよ~!ここだめだったらどこ行けばいいんだよぉぉぉ!!」
思わずIこうさんも吠えてしまうわけですが、正面に回ってみると「観覧料・・・」の看板が!どうやら改修期間中ではあるものの、見学は出来るみたい。こりゃ行ってみるしかね~べ!!
こちらの主・渡邊氏は、もともと村上藩に仕えた郡奉行だったのですが、後に廻船問屋・酒造業で財をなし、この地方随一の富豪となった名家であります。
敷地内にいくつか残る蔵だけを見ても、当時の様子が垣間見れます。だって、味噌蔵だけで普通の家くらいの大きさですよ!どんだけ味噌必要なん?!
母屋は現在改修中で、床を全部ひっぱがしてあります。内部はほぼ柱と壁だけの状態になってるんですが、それだけに驚くことも多い!まず柱が太い太い!!梁が太い太い!!天井が高い高い!!
梁に使われている木材は、松だっていうんだけど、松ってあんましまっすぐ成長しないらしいのね。ここで見る松材は、どれも太くてまっすぐ!!今これを買い求めたらいくらになんだろ??改修費用に数億円かかるって聞いたけど、材料だけ見ても頷けますわ!
そして、歴史嫌いのいじわるDが珍しく興味津々になったのが、当時の建築技術!江戸時代までの封建社会は、身分によって様々な制約があったのですが、住居やその建築法にも注文がついたらしい。そこで様々な建築技術が生まれたのです!!詳しくは、今週の動画にてクイズ形式でご紹介していますのでご覧くださいませ!
さらに改修中にしか味わえないお楽しみがもう一点!現在、改修工事用の足場が母屋に組まれているのですが、その足場から屋根にあがれるのだ!!ここんちの屋根は、瓦でもない茅葺きでもない、非常に珍しい形状。ほかじゃちょっと見れない代物です!
また、ここから見る庭の景色が素晴らしいんさ!!
「今だけ・・・この景色も、今だけ・・・。」
久々にいじDが、しんみりいい発言をしております。うん、確かに貴重な眺めではありますな。綺麗です。
江戸の知恵と想像力にすっかりテンションあがったおっさん4人。気持ちが大きくなっちゃってさ、帰りは村上で生イクラ丼と、村上牛を食べて帰りましたとさ。心はあったまったが、財布には涼しいドライブでした!
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下関露天市 | ほら!この街並みいい感じ。 |
茅葺き屋根も素敵! | 役場の前には水車も。 |
味噌蔵だけでこのデカさ! | これ、どうやってはめたん? |
途中に見えるけど、こういう屋根。 | 屋根の上から見える庭景も今だけ! |