塩沢つむぎ記念館着! |
塩沢織物の種類&原料。 |
新潟をはじめ、全国の織物大集合! |
久月の武者人形も作っちゃった! |
この越後上布の着物・・・350万円也! | 縄文期から続く機織り機 |
二人で高機に挑戦! |
完成品と塩沢つむぎハンチング! |
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今回は、我が新潟県の誇る「お宝」のお勉強に、南魚沼市の「塩沢つむぎ記念館」にお邪魔します!!関越道・六日町ICから約15分ってトコでしょうかね。
ここ塩沢つむぎ記念館は、塩沢の織物の伝統技術と文化の魅力を一堂に公開した「織りの文化の新拠点」。1階では塩沢の織物の布を使用して製作された生地工芸品を展示・販売しており、オリジナルの小物づくり体験もできます。
また、2階では織物ができるまでの工程を見ることができ、更にその伝統的技法を実際に機織り体験できるんです。
まずがもって、塩沢つむぎって何?って話だけど、その前に「越後上布」について語らねばなりますまい!この越後上布こそが、新潟のいや!世界のお宝なんですて!!以下簡単に、越後上布のスペックをご紹介!!
●指定:昭和30年5月 国の重要無形文化財に指定 平成21年9月 ユネスコ無形文化遺産登録~凄いっしょ!ユネスコだよ!!
●重要無形文化財技術指定「越後上布」指定条項(文化財保護法より)
(一)すべて苧麻(ちょま)を手積みした本製糸を使用する事~麻の一種。雪さらしすると、白くなりやすい。
(二)絣模様をつける場合は手括りによる事
(三)居座機で織る事
(四)皺(シボ)取りをする場合は湯揉み、足踏による事
(五)さらしは雪晒しによる事。
●生産される地域:新潟県南魚沼市
●生産者:越後上布小千谷縮技術保存協会会員~ただ、後継者の減少により、今や幻の織物とも言われているとか・・・。
●指定品には「確認の証紙」「渋札」及び「割印」があります
ざっとこんなトコですが、何も最近お宝認定された訳ではありません!!1000年以上前の正倉院のお宝リストにも、なんと越後上布が記載されているのです!!
しかしながら、江戸時代に最盛期を迎えたこの越後上布も、今や年間60反しか生産されない「幻」の織物っす!
それゆえ、越後上布で着物をしつらえたりなんかすると、そうね~、1着数百万円とかしちゃいます。まぁ、それも、こちらで製造工程とか見せてもらったら納得するんですけどね。
んで、本題!!この越後上布の製法で、原料が絹なのが「塩沢つむぎ」っつ~訳!この塩沢つむぎの機織り体験をさせてもらおうって事です!
1Fは前述のとおり、展示&販売スペースなので、体験は2Fで行われます。
2Fに上がってきますと、職人さんが早速越後上布を織ってましたがな。ここで使われている機織り機は、縄文時代から基本的に変わっていないそうで、それゆえに操作が超難易度高い!
さすがに我々じゃ無理なんで、高機っつ~大きい機織り機で、塩沢つむぎに挑戦っす!
やり方自体は、わりかしシンプル!
足の左右にペダルがあって、踏むと経糸が交互に上がります。その経糸の間に緯糸を通して、トントンっつって糸を詰める。それだけ!
ただ、これは相当なリズム感と、一定の力で織り上げねばならないんで、製品として出荷するにはかなりの技術を要します!
「織物はね~、心が出ますからね。」
「一反の反物は、必ず一人で作ってもらいます。他の人が途中でやると、ムラがでちゃうんでね。」
とは、館長さん。ふむ、なるほど。
時間にして20分くらいで、ヤン&Aちゃんの作品も完成!いや~、これ集中するから時間忘れるわ!
ちなみにだけど、追加1cmあたり70円で織れるんで、その気になれば、こちらで着物用の反物を自作出来ちゃうよ!ざっと計算すると・・・9万円くらいかな。(笑)
時間と資金に余裕がある人は、挑戦してみては???
ドライブポイント:塩沢つむぎ記念館
住所:南魚沼市塩沢1227番地14