18年5月10日 ONAIR
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今週は「歴史探訪ドライブ」っつ~か、かなりマニアックな場所をご案内!
場所は、日東道・中条ICから約20分、日本でもまれな石油資料&採油資料館「シンクルトン記念館」っす。
古くは天智天皇の時代に、ここ胎内市・黒川で採れた石油が献上されたのが記されている通り、日本最古の油田がこの辺にありました。
明治の初期に、長崎で医師をしていたシンクルトンさんが当地にやってきて、石油の採掘法を指導したんだそうです。
その功績を記念して、シンクルトン記念館ってわけですね。
駐車場らしき場所に車を停めると、もう辺りが石油臭い!
記念館の周りの地面から、天然ガスが湧き出ているのです!
ご案内人の胎内市役所・伊東さんも、
「このガスをビニール袋に貯めて、ライターを近づけると、火がつきますよ。」
なかなか興味深いけど、OA的にはやめておきましょうかね。(子供が真似すると危ないからね。)
では、伊東さんのご案内で、記念館内部に潜入です!
内部には、油田があったころの資料や模型、シンクルトンさん以前の採掘道具などが展示されています。
「これ、この辺の原油ですよ。」
伊東さんが無造作にひしゃくですくってるのが、この辺りの原油。
まだ精製する前の石油ですから、この感じのヤツが天智天皇に献上されたんすね!
色はもう・・・真っ黒!
「これを器に入れて、夜の灯りにするんですね。」
実際、記念館の玄関先で火をつけることもできますが、すすがひで~!
今の住宅では使えたもんじゃない!(笑)
「で、実際の当時の採油方法なんですが、このカグマを使っていました。」
カグマっていうのは、シダ科の植物で、細かい葉っぱがびっしりついてる。
その葉っぱに、水に浮いた原油を絡めて取るわけです。
んじゃ、実際やってみましょう!
記念館の裏手は公園になっていて、「油壷」なる原油採集場(?)があるのです。
広さは、畳30畳くらいの一見普通の池ですが、一部黒くなってるのが分かります。
そう!それが「臭水(くそうず)」=「原油」です!
みんな服や靴が油臭くなるのを嫌がったので、本日初登場のジューシーBOYが挑戦です!(笑)
長靴&ゴム手袋を装着し、ジューシー初チャレンジであります!
油壷の水の表面に、うっすら層をなしている原油をカグマで絡め取るのです。
「・・・はいはい!結構取れますね!」
さすが先人の知恵!
面白いように原油が取れます!
「絡め取ったら、手でしぼって桶かなんかに入れるんですけどね。」
さすがにそこまでやらすと、ジューシーがこの後仕事できなくなるので勘弁してあげましょう。
油壷の奥には、シンクルトン参考案の井戸がまだ残っていて、実際に原油をくみ上げることもできます。
これには、こちらも本日初登場「三代目カッチョさん(以後三代目)」も興味深々。
「こういうのは、見たことないですね~。」
そうっすね~、見たことないわ~。
「伊東さん、こういうトコって全国的にも珍しいと思うんだけど、もっと知られていいっすよね。」
「そうなんですよね。そのために、こういう取材を受けてるわけで・・・。」
どれくらい貢献できるかわかりませんが、全行的にも珍しい珍(?)スポットです!
流行の「映え画像」も取り放題ですよ!
ドライブポイント:「シンクルトン記念館」&「シンクルトン記念公園」
住所:胎内市下館1904-1