「越後の七不思議」って聞いたことありますか?学校の七不思議じゃないんすよ。親鸞上人が越後に滞在中に起こした様々な奇跡や伝説のことなんです。音楽室のベートーベンの目は動かないですが、実際それに近い?もっと凄い奇跡を起こしていたんです!
まず最初の不思議は、北陸道新潟西ICから5分。新潟市山田の田代さんのお宅。親鸞さんがこの地を立ち去るときに、焼いた鮒を池に放ち、生き返らせたんだそうです。で、その際に欅の木の中に「私の気持ちを込めた」と言ったそうです。それから何百年か経ったある日、雷でその木が折れちゃいます。するとその切り株からその時の「焼鮒」と「親鸞坐像」がでてきたんです。それが今も残っているんですね。残念ながら、親鸞さんの切り株は焼けてしまって見えませんが、当時の写真が飾ってあります。
続いての不思議は「鳥屋野の逆竹」。磐越道新潟中央ICから約10分、西方寺の境内に生えておりました。苔生した境内はやや不気味な雰囲気。それもそのはず、逆竹いっぱい生えてんだもん!ヤンは一本だけかと思ってましたよ。親鸞上人が自身の杖を逆さに地面に刺したら、根を張ったという逆竹。逆さかどうかは、やや微妙ですが、確かに枝は下に下がっておりましたよ。
3っつ目の不思議は、磐越道新津ICから田上の了玄寺に向かいます。ここには「繋ぎガヤ(漢字出ず)」があるんです。ヤンも勉強不足でしたが、ガヤって木の名前なんですってね。ドングリみたいな実をつけるんですが、不思議なことに全ての実に針で空けたような穴が空いてる!しかも、何個かに1個は穴から糸まで出てる!昔、焼いたガヤの実をこうして糸で繋げて、つまみにして食べる風習があったんですが、親鸞さんはこの焼いたガヤの実を地面に埋めて、またも復活させたそうです。それ以来この木の実だけ、穴明きヒモ付きになったそうな。
本当はもっと深い縁があるんだけど、ここでは説明しきれません。興味ある方は、実際行ってみて下さい。判子集めるだけでも楽しいかもしんないっすよ。字数が足りないので今週はここまで。来週は第2弾「越後の七不思議」やります。
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お寺さんじゃないのに、焼鮒を守ってらっしゃる田代さん。 | 下の切り株に「鮒」、上の切り株に 「親鸞上人坐像」が(焼失)・・・。 |
「鳥屋野の逆竹」がある西方寺。なかなかの趣。 | 逆竹林はちょっと空気が怖い。夜に一人は無理! |
一旦上に行ってから、垂れるって感じですかね? | 了玄寺住職&ヤン&繋ぎガヤ。(後ろの木。凄い長い。) |
これが実物の「繋ぎガヤ」 ちゃんと穴が空いて、紐が出てる。 |
さらに不思議!生えてる葉っぱも、途中から裏返し。 |