玉川堂着! |
建物自体が文化財! |
番頭さんのお話が面白い! | 以外に若い職人さんが多い! |
一枚の銅板から急須が出来るまで。 |
色を付ける秘伝の液体。 |
いや~、欲しくなるね~。 | 人間国宝の作品。(300万円) |
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今週は、新潟の匠に学ぶシリーズでございます!
行ってまいりましたのは、北陸道・三条燕ICから約10分、燕の伝統工芸・槌起銅器の老舗「玉川堂」さんです。
もう建物自体が文化財という、由緒正しすぎる名店であります!
県を代表するような老舗故に、見学するのに相当の根回しが必要だったのかと思いきや、そんなこと全然無し!
誰でもいつでも、見学可能なんですと!!
ご案内いただくのは、玉川堂の番頭さん。
「われわれの仕事を知ってもらうっていうのも、ひとつの仕事ですから・・・。」
確かに。知ることによって、品物に愛着が湧くってことも多いもんね!
そもそもここ燕で、銅器の製作が盛んになったのは、弥彦山のおかげなんですと。
昔、弥彦に銅山があったって知ってた?
アタシ全然知らなかったんだけど、その銅を使って、銅器製造がはじまったんだって。
んで、明治以降が革新期!
それまで刀の鍔とかをメインで作っていた職人さん達が、廃刀令によって失業者続出!
そういう職人さんたちが、東京や京都から沢山やって来たらしい。
んで何やったかって~と、美術品!
皆さんのお家に、立派な槌起銅器の飾り皿とかない?
本家に行くと、立派な装飾が施された皿とか壺とか無かった?
ああいうヤツ!
海外の万国博覧会にも積極的に出品。
その時入選した表彰状も見学することが出来ますよ!
そしてついには、人間国宝を輩出するまでになったのです!!スゲ~!!
「今ではそういうものより、生活の中で使ってもらえる、シンプルな製品が多いですけどね。」
うん、アタシもシンプルなヤツが好きだな~。
では、工房の内部に案内してもらいましょう!
扉を開けると、職人さんたちが金槌を打つ
「コンコンコンコン・・・。」
「キンキンキンキン・・・。」
って音が響いてまいります。
結構な音量のはずなんだけど、不思議と嫌じゃないんだよな~。
40畳ほどのスペースに、10人くらいの職人さんが作業してらっしゃいます。
驚いたのは、結構若い職人さんが多い!
「そうですね~。うちは若い職人も多いですよ。女性も4人いますしね。」
番頭さんに聞きますと、毎年沢山の職人さん希望の方が就活にくるそうで、なんとその倍率は数十倍!!
美大や芸大で技術を学んだ若者の就職先が少なくて、玉川堂さんに若者が殺到するらしい!
さらに定時の17時を過ぎると工房を開放して、自分の創作活動が出来るってのも魅力なんでしょうね。
詳しい作業工程は省きますが、一枚の銅板から製品を打ち出す技術たるや凄まじいっすよ!
ただ金槌でカンカンやってるわけじゃないんすよ!
道具だって数百種類を使い分けてんすよ!
「いろんな作り方があるんですけど、全て手作業で作るとなると、時間と手間がかかるんですよね。」
直径30cm弱のヤカンで、30万円位ってのも、実際の職人さんの作業を見たら納得できるわ。
この辺の話は、番頭さんから聞いた方が有難味あると思うんで、是非みなさんも聞いてみてください!
見学終わって、ショールームで商品の見学もさせてもらいました。
「うわ~、きれい~!」
「すげ~な~、欲しいな~・・・。」
みんな溜息しか出ません。(笑)
打ち出した模様のなんたる美しさ・・・。
アタシも7万円のキセルに心奪われましたが、さすがに値段的に手が出ない・・・。(泣)
「・・・Aちゃん、今週のプレゼントどうする?」
スタッフ一同、玉川堂の商品は無理だろうと思っていましたら、
「そうですね~、・・・このコップはどうですか?」
「えっ!!!!????いいの??!!」
まさかの大奮発!!
今週のプレゼントは、槌起銅器のコップです!!
Aちゃんも予算を度外視するくらい、心奪われたな!!(笑)
恐らくは一生モノの玉川堂の槌起銅器!!
是非ご応募ください!!!
ドライブポイント:玉川堂
住所:燕市中央通2丁目3064