2021年1月28日 ONAIR
自動的に最新のヤンの気ままにドライブを入手するには、左のバナーをiTunesなどにドラッグ&ドロップしてください。 ※iTunesはこちらからダウンロードできます |
YouTubeで取材の様子を動画で見る事も出来ます!ヤン気まチャンネルはこちらから ※環境によっては再生出来ない時があります。 |
今週は、失われつつある伝統技術を体験!
関越道・越後川口ICから約40分、「みんなの家」に向かいます。
一見、国道沿いの普通の民家に見えるんですが・・・。
運営代表の井比さんにお話を伺います。
「ここはどんな施設なんですか?」
「簡単に言っちゃうと、コミュニティースペースですね。」
地区の皆さんを中心に運営している施設で、宿泊や農業など色々な体験、地元の方との交流が出来るそうです。
地域の方と、観光客を繋ぐ施設なのかな?
「んで、今日やらせてもらえる体験とは?」
「はい、伝統わら細工 ぞうり作り体験です。」
ここからは井比さんじゃなく、専任の講師の先生がいらっしゃいます。
「私が子供のころは、みんな自分のぞうりを作ってました。」
この辺じゃ、ぞうり作りは子供の遊びみたいなものでもあったらしいです。
「昨日作ってみたのがこれです。」
ぞうりとわらじって混同しやすいけど、鼻緒がついてて縛らないのがぞうりなんすね!
一見すると、ちょっと素人には作るの無理っぽいけど、まあ頑張ってみっか!ww
まず、ぞうりの骨組み(?)になるビニールひもを渡されます。
「これをこうやって挟んで・・・。」
ひもを両足の親指と人差し指の間に挟みます。
「この稲わらね、これをこうして・・・。」
「先生!早すぎます!wもうちょっとゆっくり!」
最初の編み初めの部分を先生にやってもらって、再度挑戦!
簡単にやり方を言っちゃうと、骨組みの4本のビニールひもに藁を上下に通していくだけ。
って、すごい簡単に言っちゃったけど、ことはそう単純じゃない!
なにせ足で広げながら、編んで形を作っていかなきゃだからね!
「先生!ぞうりが広がっていきません!」
「じゃあ、こうやって手で広げてやって・・・結構力入れてやらないと・・・。」
いや~、どうしてもぞうりのフチの部分が凸凹になっちゃう!
「藁が足りなくなったら足してくださいね。必ず足した部分が、ぞうりの裏になるように・・・。」
基本藁だけで編み上げるので、使う藁の補給もかなり頻繁!
「じゃあ、鼻緒をつけますね。」
先生が取り出したのが、藁のロープ。
その両端をほぐして・・・。
「これも一緒に編み込んでいきます。」
え~~!穴を開けてくっ付けるんじゃねんけ!?
「鼻緒の頂点のところは、穴を開けてひもで固定します。」
なるほど、全部編み込んで作るには、さすがに無理があるか。
その後は要領をつかんで、ある程度順調に編み進めます。
「先生、これって最後はどうなるんですか?」
「はい、最後がこうやって・・・・。」
なんと、足で広げていたビニールひもを引っ張ると、キューっとひもが縮まって、ぞうりの先っぽが丸くなった!
「え~~~!この為のひもだったんか!」
しっかし、昔の人は良く考えて作ってたんすね~!
ビニールなんてない頃は、全部稲わらでやってたんでしょうね~。
完成したぞうり・・・・先生の作品とは比べ物になりませんでしたけど、なかなかの達成感!
履く機会はないかもしれませんが、先生のと合わせて持ち帰りました。
先生の作品はリビングのオブジェに。
あたしのぞうりは、猫のおもちゃとなっております。ww
ドライブポイント:みんなの家
住所:十日町市馬場丁1253-2